屋外利用の結束バンドと耐候性について

屋外で使うことが多い結束バンドは劣化することで耐久性が弱くなり、ケーブルを束ねる能力が低下する、使用している材料の種類によってはケーブルへの影響を与える可能性もあり耐候性が求められます。

耐候性とはプラスチックなどの高分子材料が、屋外の環境課で変形や変色、劣化などの変質を起こしにくくしている性質のことを意味ます。簡単に言えば、太陽の光に含まれる紫外線や雨などに晒されていても、長期間の現状維持ができることを意味するものです。但し、耐候性が高いものと言っても、必ず劣化は生じますし寿命が訪れるなどは把握しておかなければなりません。

結束バンドに使われている材料は樹脂素材が一般的です。樹脂素材には66ナイロンと呼ぶ合成されたポリアミドを使ったタイプ、一般的に知られているポリプロピレンなどが主流です。尚、これらの素材の中には耐熱性タイプや耐候性タイプなどもあるので、屋外利用の時には利用する環境下での予測寿命を把握して、環境に合うものを選ぶことが大切です。

ナイロン素材にはいくつかの種類があり、その中でも耐候性12ナイロンは25年以上の予測寿命を持つと言われています。これを上回るのがステンレススチール製の結束バンドで、こうしたアイテムを使うことでメンテナンスに掛かるコストを削減できるようになります。耐久性が高くなると値段も高くなりますが、長期間のメンテナンスフリーのことを考慮した場合、総合的に見ると安くなるケースもゼロではありません。