配線ダクトは配線を通すアイテムのことで、一般的にはケーブルを束ねて配線する用途に使われます。
配線を収納する形になりますから、配線ダクトは煩雑な印象を与えるケーブルの目隠し用途にも最適です。
また、必然的にケーブルを守ることにもなるので、埃の付着を抑えて汚れや劣化を防いだり、お手入れの手間を軽減するメリットが発揮されます。保護の観点に立って考えると、配線ダクトはケーブルの代わりにダメージを受け止め、ケーブルの被覆や芯線が損傷を受けるのを防ぐ機能を持つことが分かります。つまり、負担を減らして寿命を延ばす、シールド的な用途にも使えるのが、配線を管理するアイテムの魅力だといえます。
配線ダクトは、完全にカバーして目隠しするタイプと、スリットで分配が行えるようになっているタイプが存在します。目隠しタイプは特定の経路にケーブルを這わすのに有効で、壁を伝わせたり天井に配線する用途に役立ちます。
一方、スリットタイプは配線の分配や分岐に向いているので、例えばオフィスの各デスクにコンセントを分配するのに活用可能です。収納するケーブルは電源だけでなく、通信用のLANケーブルにも対応しますから、使いみちは幅広くアイディア次第で使いこなせます。後付が可能な配線ダクトですが、新築やリフォームを検討するのであれば、埋め込みタイプが有力な選択候補となります。文字通りダクトを埋め込むことができるので、目立たないメリットが発揮されますし、ケーブルをスマートに隠して配線や分配を行う、そういった用途に活用できます。
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