lanケーブルを隙間に配線する場合の注意

データセンターなどにネットワーク機器を設置する場合には出来る限り効率よく機器を設置しようとするためlanケーブルの配線は隙間を利用して行う場合が少なくありません。

場合によっては大量のlanケーブルを隙間に押し込まなければならないこともありますがこの際には十分に注意をしないと思わぬトラブルを発生させてしまうことになります。データセンターは大量のネットワーク機器を1つのラックに収容することが多いほか、場合によっては複数のラックにまたがり設置をしなければならないことも少なくありません。

その場合にはlanケーブルを狭い場所に通さなければならないことになりますが、この場合には扉等と干渉しないように充分に配慮することが必要です。万が一扉に干渉した場合その開け閉めの際に断線してしまう危険があるのです。また設置スペースが狭いために隙間に大量のlanケーブルを配線してしまうと相互の干渉が起きる可能性があります。この場合には通常の通信が行われなくなりシステムの動作が停止したり、データだけが発生してしまう危険もあるのです。

そのため設置後は正常にシステムが動作しデータだけがないことを十分に確認することが必要です。近年では品質の良いものが大量に安価に販売される傾向のあるlanケーブルですが、設置場所によっては外的な要因による影響を受けることが非常に多いものもあるため、十分にその品質を確認するとともに、隙間などに配線する場合には特に注意をすることが重要となるのです。